こんにちは!
401です。

早速ですが、第2話を…


…頭の回転が少しなめらかになってきた頃、

改めて見る廃棄物の島に、

芭蕉みたいに

「松島や…」

と、句を読む訳にはとてもいかず、

朝から馬車馬の様に処理を行っていきました。

集積場では町民の方の持込みも受け付けていたのですが、

持ってきた人の話を聞く限りでは、

見た目に被害が対した事の無いこの町でも悲惨な話しが多々ありました。

そういった人達にどの様に声をかけて良いかわからなっかたので、

廃棄物担当の役場の人にどの様に声をかければよいか?

と尋ねた所、

「今皆さんが話しをしている様に普通に声をかければイイと思います。」

との事でした。

それまでも気さくに声をかけてやり取りをしていましたが、

より声をかけて普通に話しをしていきました。

顔見知りもたくさん出来て、

帰る頃には沢山の感謝の言葉を頂きました。

たまたま地震と津波に襲われた人達に、

1100キロ離れた街に住む僕達が、

一週間で出来る事など少ししかないが、

日に日に増える廃棄物に頭を抱えていた担当者と、

ゴミをどうすればいいか悩んでいた町民に、

一筋の光の道くらいは付けてあげれたと思う。

しかし、松島町周辺の町はTVで見るそのままの被害状況でした。

「松島町が早く復興して周辺の町を助けていかなければいけない!」

と言う担当者の力強い言葉を聞き、

一刻も早く復興する事を願って、

2次隊に業務を引継ぎ、

松島を後にしたのでした…


(続く……かも?)