どうも、ノリオです

11月も中旬。本来なら日に日に増す花崗岩シーズン感にテンションが高まる時期なのですが、
現在はセッティングが悪いためにセットに影響が出ている。


11月も中旬。本来なら日に日に増す花崗岩シーズン感にテンションが高まる時期なのですが、
今年の僕はマズい。
まず、どうマズいかというと、2ヶ月ほど前にジムで痛めた右腕が悪化。
最初は軽い肉離れか筋を痛めただけかと思っていたけど、どうやらそうじゃない。
日増しに痛みが広がり、親指から肘にかけてが酷く痛む。
そのうちに肘が疼き始め、痛みが上腕にまで達する。保持はしていられるが全く引けない。
力が入らない。
おまけに先日もジムでホールドを捏ねた際に左手親指が痺れはじめた。
痛みは無いし、力が入らない訳では無いけどゴワつきがある。
そして軽く腰も痛めた。
そして軽く腰も痛めた。
そう、ベストシーズン直前にして身体がボロボロ。
今シーズンこそは、Mt.HGSのスラブのPを終わらせて、"もはや”に残しているPや、その近くの別のエリアの開拓、深山の新しい課題を登ったりとやりたいこと一杯なのにこの有様。
なんだか気持ちがまったく上がらない。もちろんジムでも同じ。やる気が出ない。
しかも、勤務変更のせいでお休みが平日となってしまい、いつもの面々とも登ることができなくなってしまった。
正直、僕にとってクライミングは遊び道具の一つという捉え方なので、別にグレードを追う訳でもなく、上を目指している訳でもない。
"楽しいこと"が一番だと思っている。でないとやっている意味がない。
"遊び"なのだから。
まあ、遊ぶからには全力でやりたい。
でも、それにはセットとセッティングが重要で・・・。
でも、それにはセットとセッティングが重要で・・・。
グッドであって、バッドではいけない。
これは若い時期にある体験をしたことで痛感している。
現在はセッティングが悪いためにセットに影響が出ている。
このままだとバッドに陥りかねない。
そんな不安を抱えつつ休日を迎えた訳です。
なんか前置きが長くなってしまいましたが、気分が乗らないけどなんとなく王子に向かったお話。
気温高く、岩場に行くのもなぁと家でだらだらしていたものの、
このまま家で休日の終わりを迎えるのもなんだか癪なので日没間近の王子が岳までとりあえず車を走らせる。
到着すると平日にも関わらず駐車場にはたくさんの車。
しかし、どれもクライマーではなさそう。
平日だし暑いし。そりゃ、居ないわな。
気持ちの無い第一トライ。で、まさかのしょーもないフォール。
情けない。マジか?おれ。
次で登って、さとどうするか。
グリコのフォールがいまの僕の状態(身体的、精神的)を象徴しているようなので、
ちょっと高いボルダーは危険っぽい。
これだ、これ!
思いっきり力んで身体と心に喝を入れよう!
こんな暑くて岩が温い日には適していない課題だけど、なんとかなるだろうと取り付く。
二、三度リップ止め失敗してからのマントル。
ぐぐぐ、だはー???!!! ぬめるー ひゃー
すぽーん
すぽーん
とすっぽ抜けフォールした瞬間目に入ったのは背後の木。
で脇腹強打。
ひゃー、マジ痛ぇー
イテテ、痛い。けど、なんだかこの痛みでやっと目が覚めた!
やってやるぜー!!!
その後も、もう終わるって体勢から滑ってフォールを繰り返し、
さっきの木でお尻打ったりつま先から着地して右足親指痛めたりの絵に描いたような踏んだり蹴ったり。
やっぱり右腕に力が入らないせいでマントルも碌にこなせない。
ナサケナイ。脇腹痛い、ケツ痛い、足の親指痛い。
とほほ
とりあえず諦めて隣の『バランススマッシュ5級』へ逃げる。
もう暗い。
離陸してリップ触ると苔でも生えているのかヌルヌル。
暗くてよく見えないので手探りで結晶捕まえて、フットも感覚で捕まえて登る。
5級だけど、この状況で登るとちょっと悪く感じちゃった。
もう真っ暗になるので、ぐるっと回って安藤くんでも登って終了にするかな。
とても綺麗な景色。
しばらく眺めてから安藤くんへ。
『安藤くんのカンテ2級』ちゃちゃっと登る。
しかし、iPhoneのナイトモードは優秀ですね。
まっ、撮影の為にこのポーズのままジッとしていたことは内緒。
あーあ、結局まともに登れなかったなーと駐車場に戻ろうと暗い遊歩道を歩いていると、
駐車場手前至近距離でイノシシの子供の鳴声。これ、やばい。
間髪入れず超至近距離から親イノシシの威嚇がはじまる。
勘弁してくれ。
姿見えないけど、すぐ目の前の茂みにアリアリと気配。
こいつはマズいことになりそうなので、少し来た道を戻りどうしたものかと。
そういえば上に第二駐車場まで伸びる道があったなと思い出し、そちらから回って帰ることにする。
階段見つけて登っていくと拓けた展望地に到着。そういえばこんな場所もあったな。
ここからは児島の街がよく見える。
またしばらく眺め、放心。
気持ちが入ってないときに岩場にくるのは危険。
それが分かっただけ。それだけ。そんな休日が終わる。
さてと、こんな状態で今シーズンはどうなることやら。
まずはどこかに忘れてきたモチベーションってやつを見付けないとね。
どこに置いてきちゃったかなー
それでは、また

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