Rocks at the control

カテゴリ: ボルダリング

どうも、ノリオです。

春ですね。もう春になってしまいます。

ほとんどの方々には喜ばしいことなのでしょうが、地元の花崗岩ボルダーをメインに登っている僕からすれば、もう少し冬が長くてもいいんですけどね。
寒いの苦手じゃないし。

まあ、だいたい賛同は得られないのですが...


さて、日曜日。
天気予報では最高気温10℃。
今シーズン最後の寒波。

これはもう最後のチャンスといってもいい。
先週仕留め損ねた“逆に王子に近い”エリアのPを回収するのはこの日しかない!

午前も早くにエリア到着。
キンと辺りの空気冷たい。

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今日もとりあえずこの岩は置いておく。
やっぱりシーモンさんが登ってるみたい。
でも、面白いからPが片付いたらまた触ってみよう。


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で、そこから少し上にあるPの岩へ。
うん、よく冷えて岩の状態もいい。

・・・ただ、やっぱり今日も完全寝不足状態。
たぶん直ぐに体力が底をつくはずだから、早々に勝負を決めたい。

と、のんびり準備をしたものの...、いきなりPをトライするのはキツい。
アレ、けっこうしんどいの。


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ウォーミングアップがてら周辺の岩を見て回る。
まあ、何度見ても残念岩は残念岩のままだけどね。

簡単そうだけど、まあ、このカンテラインは登れそうだな。


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その横の岩も惜しい...

うーん、軽く準備運動してそろそろ始めますかねー



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いいねー、やっぱり寒いと岩がパリッとしてる。
でも、しんどいのは変わらない。


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うぐぐ、まだ身体が温まってないなー
力が入らないよ。

でも、序盤からなかなかいい感触。
1トライ1トライ大切にしなきゃ。
こちとら最初から燃料タンクは空寸前さ。

感覚を思い出しながら1トライ毎に休憩を入れる。


やっぱりしんどいなーとダラっとしていると、近くでディーゼル車が停まる音がした。
あれ、もしかして...と思ったらスマホが鳴る。

おっと、やっぱりスケさん家族でした。
なんだか少しお久しぶりな感じ。


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4〜5年前に一緒に触ったけど、あんまり覚えてないっぽい。

なので、周辺の岩をご案内。
まだ手を付けていなかったスラブで遊ぶようです。

このスラブも惜しい感じで、すぐに左カンテ取るとメチャクチャやさしくなっちゃう(ぽい)。

傾斜とかいい感じなんだけど...


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とりあえず左カンテ取って登った後は、お得意のお遊びライン。

出来るだけ右側を登ってトップを狙う。


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まあ、サクッと登っちゃいますよねー。
3級くらいとのこと。

トモちんもトライしてみてたけど、案外難しいようで苦戦してます。(画像撮れてない。)


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その間、スケさんは直ぐ上の6級くらいのライン。
6級だけど、なかなか面白そうですよ。

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さて、僕は本命のPへ。

よし、決めてやる!



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少しずつポイントを外してしまったけど、
なんとか最後の嫌なデッドを決めリップ止めの体勢にまでなった。

しかし、この右手のデッドもポイントを外してしまい、辛うじて人差し指と薬指に結晶が掛かってるくらい。これでは引ききれない。
てか、左手でリップき手を出すと絶対右手が抜ける。
まだ左手の方が掛かっているから、こうなったら右手でリップを止める?
どうする?どうする?

この体勢はかまりしんどい。
もう一か八か、

ダーーーー!


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つって左手でリップを押さえにいく。

「止まれー!」

ペシ! スルンッ ?!


あまい!

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ぐはぁ、、、着地が岩の上。


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イテテ、、、右踵に痛みが走る。
うはぁ、打撲だ。ちょっと痛いじゃないの。

それより、またリップを止められなかった。
やっぱり右手が引けてないと止まりそうにない。

右手のポイントさえ外してなければ止められたはず!
踵痛い...。

その後、休憩入れてトライするも高度が下がる。
またこの時間か。

気分転換に例のスラブへ。



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スケさんが更に限定入れて遊んでる。

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スタートのガバカチも無し。
グレード感はあんまり変わらないのかな...。

僕もやってみたけど、案外リップ手前が気持ち悪い。
失敗すると木の根元に着地。嫌な感じ。

あまいリップへの一手。奥まっているから見えない。
それでも気合い入れて右手を出す。

たはー、止まらねー!

フォール中に地面見ると木の根元へ一直線。
「あっ、足ヤった...。」

ドスン。

ギリギリ避けてセーフ。危ね、、、。
やめとこ。

裏の6級くらいの岩にプラスで2本ほどラインを引いてPに戻る。


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スケさんもトライするも、痛めている肩が悲鳴を上げてしまい断念。

僕もトライ再開するも、もう身体が終わっていて序盤で力尽きてしまう。

...もうダメだわ。ナサケナイ。


やっぱり体調整えて挑まないと勝負になりませんね。
毎回反省するのだけど、自己管理が苦手過ぎて同じ過ちを繰り返してる。

もう一度くらいチャンスはあるだろうか。
てか、チャンスなんていくらでもあったのに、その度にものにできていないのだから“チャンス“ってなんだ?

けっきょく自分の弱さですね。


スケさんと久々に遊べたのは良かったけど、Pが登れなかったダメージはデカい。


次のお休み。次のお休みがラストチャンス。
気合い入れねば。


それでは、また。

どうも、ノリオです。

一週間岩場を飛ばしたら、なぜかスイッチがオフになってしまって...

例年ならこの時期は、迫り来るシーズン終了に若干の焦りを感じながら、時間が許す限り岩場に...だったはず。

なんだかプツリとね...。


少しばかりジムで登り過ぎたので身体バッキバキ。
なので日曜日は家の事に従事。
嗚呼、身体しんど...疲れ抜けないわーと休日を満喫。

で、月曜日。
まあ、さすがに今週も岩場を飛ばすのもあれだし、
ちょっと気温高いけど久々に『あしび』をやってみようと前日に決める。

早起きになるし、ちょっと早めに就寝。
と、寝床に入るも一向に眠気がやってこない。
これ、ヤバいやつかもしれない。

寝れねー寝れねーと意識すればするほど目が冴える。

・・・


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はい、今日は予定通りMt.HGS。
寝れなさ過ぎて睡眠2時間足らずの寝不足。

もう『あしび』トライはハナから諦めて、以前見つけた岩を触って遊ぶことにしました。

天気予報では日中の気温は13°。
まだ午前中なので結構寒い。

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雪がチラついたのでしょうか...。


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そうそう、前回来たときに気になってた山の裏側の伐採。
かなり広範囲に行われてました。

どうせエンクラだし、岩も発見できるかもと一帯を歩いて回ってみました。

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本当に広範囲に木が伐採されてる。
縫うように道も作られて、作業車が上がって来られるようにもなってます。

いったい何が行われるのでしょうかね。

けっこう歩いてみたけど、いい岩も見つからなかったので戻りますか。

クラクラするし、息切れも凄い。
今日、登れるのかしら...


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さて、気になってた岩はこれ。
以前に撮った画像ですが、真ん中の斜めに走るクラックは2級らしいです。

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で、発見したときに“イケるんじゃないか”と感じた側面。
クラックとこの面で遊ぼうと思ってたのですが...

見つからない。何処?何処にあるの?
朧げな(てか自信あった)記憶を辿って歩いてみたけど無い。

マジか...

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まあ、代わりに遊べそうな他の岩を発見しましたけど。これも次回には場所を忘れてるかも。


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以前散策したときにこんなの落ちてたっけ...。
“展望広場” “山頂” “ネイチャートレイル”て、
ここも昔はちゃんとしたハイキングコースがあったのか。
じゃあ、山に入って歩き回るのはオッケーってことね。岩登りは?ダメ?


お目当ての岩はけっきょく見つからず、また違う以前目を付けていた岩に辿り着く。
仕方がない、今日はこっちにしようか。

オニギリみたいな形の岩で、左側面、正面、右カンテが登れそう。

左側面は一見キレイなスラブに見えていたけど、
よくよく見てみると残念な(いいところ)ところにホールドがあったり、けっこう無数にエッジが散らばってる。

嗚呼、バッチバチにスメアリング効かせて登る程よいスラブだと思ってたのに。

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とりあえず素直なラインってことで、左面を右カンテで登ってみました。6級ってところ?

少しランディングを削って慣らせば、カンテ無しでスラブ面も登れそうだけど悪くはなさそう。

さて、お次は正面右カンテ。
ちょうどいいスタートホールドがある。
ハイステップの独特なスタート。

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カンテに凸部分を登る感じになった。
中間部まではいいが、そこからが少し気持ち悪い(いい意味でね)。

ここの花崗岩は玉野のそれとは岩質が違っていて、非常に結晶が細かく表面が滑らか。
玉野のように結晶を探しても見つからず、僅かなエッジ、もしくはホールドがあるのみ。

この中間部から上もそんな感じで、シワのような微かなエッジに足を置き、手もスメアのような、わずかな指掛かりを頼りに立ち込む。

面白い。

まあ、3〜4級ってところなんでしょうが、慣れていないとちょっと躊躇する核心あり。


さあ、それでは正面ど真ん中やりますかねーと休憩しながら眺めているとスマホにメッセージが届く。

久々のyossyさんからで、合流していいですかと。
駐車場に着いたらしく此処は初めてってことなので、
とりあえず分かりやすい『流鏑馬』の岩のところで落ち合うことになりました。

急いで荷物まとめて移動。
ちょっと迷子になりつつ、待ち合わせ場所へ。

寝不足だとフラフラで方向感覚も鈍る。


どもども。


『流鏑馬』から4級3級初二段の岩〜2級3級の岩を紹介して回る。


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とりあえず3級からアップ開始。
アップにしちゃあクセにあるやつだけど。


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ハマるかなーと予想してたけど、案外サラッと一撃。
ほほ〜

そういえば、今日は岩の状態が非常に良好。
なんでこんな日に寝不足なのかしら...

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続いて2級。
てか、これ2級にしちゃ悪いよねー

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僕も軽くトライしてみたけど、身の危険を感じ止める。たぶんマントル返せない。


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しばらくyossyさんはトライ続ける。
いろいろムーブを探りながら。
なんかいいムーブないかしら。

あっ、そういえば隣にガッキーさんのPがあるのを思い出したのでちょっとお触りしりゃう。

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出だしは120°弱。
矢掛の『パラダイス銀河』よりも出にくい一手。
出先はガバサイド棚なんだけど、この一手強烈。

スタートはできるけど、止められる気がしない。

すぐさま一手目止めましたーからのパート練へ移行。

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下から見ると持てそうな場所も指掛かりが無い。
おわ、上も悪いじゃないの。

そういえばガッキーさんもそんなこと言ってたような気がする...

しばらくああだこうだやってみたけど、可能性だけ感じて敗退。
てか、初手止められてないけど。

勇者求む!
いいPありますよー


ちょっと時間かけ過ぎたので、そろそろ他の課題のところへ案内しなきゃね。


少し下ったところ、『目隠し』や『蟻地獄』のあるエリア。

一通り案内したところ、yossyさんは『蟻地獄』をターゲットに絞る。

そういえばこの前“T”が登ったよなー。
あの時、僕も久々にトライしたけどからっきしダメだった。

どうしよっかなー


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しばらくyossyさんのトライを観戦。
結構しっかり保持系ですよねーこれ。

序盤から苦戦してる。

やっぱり見てると触りたくなっちゃうもので...

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あれれ?なんだかいい感じじゃない?いままでに無いくらい。

これ、いけんじゃね?

その後2〜3トライ調整するとー

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イケちゃった。

あんなに苦手だったのに... こんなに簡単に登れちゃうなんて。

今日はしっかり保持できたし、やっぱり指皮がしっかり残っていると違うな。

寝不足でフラフラで、エンクラのつもりだったけど棚からぼた餅。
yossyさんのトライに便乗して完登いただきました。

yossyさんも頑張ってたけど、時間が来て終了。


しばらく気温高かったり天気が悪かったりするっぽいけど、なんとかもう少しシーズンを楽しみたいな。
『あしび』、次回はトライしなきゃ。

ちょっとスイッチOFFになってたけど、もう少し踏ん張りますかね。


やっぱり岩場は楽しいんです。


それでは、また。

どうも、ノリオです。

2月に入るとどうやら雨の日が続くみたいですね。

岡山県南のボルダーのハイシーズンも残り僅かだというのに、休日の雨は勘弁してもらいたいものです。

そろそろMt.HGSの『あしび』を再開したい頃ではありますが...


さて月曜日。
今シーズンに入って“T”を2回ほどMt.HGSをご案内しに赴いたのですが、ここは完全アウトなシークレットエリア。
その2回とも現地に地元住民の方来られていて、残念ながらエリア入りを断念せざるを得ず。

『流鏑馬』や『目隠し』『蟻地獄』といった課題を楽しみにしてくれていたのにね。



で、三度目の正直、リベンジにやってきました。

ホント、こればかりは来てみないと分からないので、恐る恐る駐車場に向かうと... 人影無し。よし!

やっと案内できますねー


もう一人の参加者、nmbくんの到着を待ってエリア入り。


今日は天気が良くて日向はポッカポカ。
だけど、ここは一歩足を踏み入れると冷気を感じる不思議な場所。
それでも、今日は風も無いのでエリア内は比較的過ごしやすい気温です。

とりあえず一番最初に現れる『流鏑馬』の岩を紹介。


ただ、ここの花崗岩は玉野とも矢掛のそれともまた違った質感。
アップでそれに慣れてもらうつもりで、まずは奥の課題から触ることにしました。

この山の花崗岩は結晶が細かく、とてもキレイな花崗岩。
いつもの感じでスメアするとスリップしちゃうくらい。


こういう花崗岩が好きだわー

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まずは、ちょっと気持ち悪い3級から。
これ、見た目より嫌な感じなんだよなー。

それでも、“T”はこういうの苦手じゃない。
サラッと(だった?)一撃。

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nmbくんもトライ!

けど、中間部の捌きでハマってしまう。

悪そうにしているので、今日は完全にアテンド気分で登る気なかったのだけど、数年ぶりにやってみる。


むむむ、やっぱり気持ち悪い。
危うく失敗しそうになったけど、そのまま再登。


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で、“T”は隣の2級へ。
これもね、悪いんですよ。


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出だしの足のスメアの感じを掴むのに数トライ。
やっぱり他の花崗岩と感じが違う。

で中間部は難なく熟し、問題のマントル。
ここ、いいポイントが結構深くて突っ込むのに少し勇気がいる。
手前はホント何も無いのよ。

...おまけに掃除してないから表面緑色だし。

それを目の当たりにした”T“。
「これは絶望を感じます。」てさ。

まあ、今日のメインは他にあるからね、無理しなくてもいいか。

じゃあ、感じを少し掴んだようだし、とりあえず『目隠し』目指して場所を移動。

うん、今日はホント寒くない。


ガッキーさんが”岡山で一番悪い初段“といってたようで、それで”T“が興味をもったみたい。

...”T“様、たぶんあまりお気に召さない内容な気がするけど。と思いつつご案内。


「コレかー。」

すぐさまトライ始めるも、やはりまずは初手の距離だし。
あまりダイナミックに取りにいきたくなさそうで、


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いろいろムーブを探ってみる。


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けど、やっぱり正体でバーンになっちゃう。
これ苦手ー。


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nmbくんもお触り。

てか、下の岩、こんなに剥き出しだったかしら。
もう少し地面に埋まってた気がするけど...

早々に2人とも敗退宣言。
やっぱりお気に召さず、か。

さっ、次だ次だ!


『蟻地獄』。

これ、ホント悪い。
でも、”T“様好きそうだわー。

とりあえず2人がどうやるか黙って見物。

ここは本当に日当たりがよくてポカポカ過ぎる。
リップも温かいんだろうな...



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ムーブ探ってるけど、いきなり右手の初手の痛いカチにデッドかましたりしてる。

痛そー ヤダヤダ。

数トライでデッドにならない方法見付けて安定。


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nmbくんもトライ!


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”T“も徐々に手を進めていき、いち早くマントル手前まで行くが、そこからハマっちゃう。

僕も久々にトライしてみたけど、左手でリップ取るときに左ヒールを使うムーブをしてみると痛めている膝に激痛。

こりゃダメだ。

トーフックだと糞デッドになっちゃうし。
でも、仕方がないのでデッドでトライ続ける。

もうヤダ、右手のカチが痛いよ。
穴が空いちゃう。

もうここからは、いかに“T”を登らせるかに専念。
あれこれホールドを提案して、あちこちブラッシング。

最終的に一番右のフレークがしっくりきたようで、
そのままマントル返して見事完登。



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やっぱりお強い。
今度、“T”先生のムーブパクってみっかな。

『蟻地獄』苦手...


さて、じゃあ、そろそろメインディッシュの『流鏑馬』の方に戻りますか!

と、その前に4級3級初二段のある岩に立ち寄る。

この4級が案外侮れないのよね。



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さっそくnmbくんがどハマり。


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“T”も「ん?」てなってたけどサラッと登っちゃう。

僕も久々に再登。
絶妙な感じ。


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その流れで隣の3級のスラブ。
こっちはちょっと嫌なスメア。手は良いんだけどね。

まっ、サラッとね。


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nmbくんはこっちの方が合ってたみたいで、


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サラッとトップアウト。

この後、シューズを替えると4級もサラッと登れて
ました。
シューズって大事。

“T”は隣の初二段を少し触ってたけど、これは歯が立たず。スゲー悪いものね、それ。

てか、おいおい、もう時間無いぞ!
急いで『流鏑馬』だー!

いつ見ても綺麗な岩だ。


この木漏れ日の時間が好き。


さあ、やってちょうだい!

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“T”様、ついに『流鏑馬』に挑む。
ワクワクするぜぃ。

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ちょっとランディングの斜め具合に戸惑いながらトライ開始。

とりあえず何も言わず見守る。
ムーブ組み立てるのが面白いからね。


しかし、しばらく見ていても出だしの一足二足を上手く踏めていない。

たまらずでしゃばり出だしはこうですよとやって見せる。
2年振りくらいに触ったけど、感触いい。

またしばらく観戦。
しかし、やはり二人とも出だしが捌けない。

この二足、そんなに悪いのか...。
昔打ち込み過ぎて分からなくなってる。


二人の合間にもう2〜3便出してみる。
苦手なプッシュ足上げが何とか上がり、水平クラック取りをしようとしたところで、ポイント外していた左足がズレたので降りる。

おっ、これは案外再登すぐできるかも。
でも、今日の主役は“T”なのでまたあれこれ提案役に回る。


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んー、やっぱり足が踏めていない。

予想に反して、思わぬところでハマってしまう“T”。
まさか苦手だとは思ってもいなかった。

勝手に期待しまくっていたけど、やっぱり苦手なこともあるみたいです...。
たぶん、原因はアレだけど。


どハマりの二人のトライは続くが、ここでタイムオーバー。



もう少し早く『流鏑馬』に来た方が良かったかな。
少しお疲れなご様子でした。

嗚呼、”T“が『流鏑馬』登るところを見届けたかったなぁ。
またトライしに来てくれるかしら。
その時はぜひ誘ってください!


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個人的にも、また再登しに来よう。
『心眼』もまだトライしてないし、右抜けも探ってみなきゃね。


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念願のMt.HGS、果たして楽しんでいただけたのかしら...


さて、そろそろ花崗岩シーズンのラストスパートにはいらなきゃ。
次の週末は雨で登れそうにないけど...。

それでは、また。

どうも、ノリオです。

新年を迎えたと思ったら、もう1月も半ば。
早いねぇ、早い。

今シーズンも残り僅か。
どれだけ楽しめるかな。

さて、日曜日。
この日は珍しく、このブログの発起人の401から誘われて、最近見付けたという岩に行ってきました。

てか、401と岩登りって、年単位でいつぶりなんだろう...。

場所は玉野。
だけど私有地のため、いい課題ができてもお披露目は無理かも...。
まあ、めぼしい岩は少しだけみたいです。
あっ、一応了承を得てますよ、登るのは。


さてさて、車を止めてアプローチは僅か。
以前登ったラインもあるという岩に案内してもらいました。


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この右カンテラインが登れそうってことです。
とりあえず右面のスラブはガバガバで簡単な課題が出来てるみたい。

斜めに伸びる筋のところは...、強い方ならなんとかなるかもね。
僕らじゃない。

さあ、早速トライ開始だー!

薄〜く被ったフェイスの右カンテ。
カンテ、ガッビガビで痛い。


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とりあえず右カンテと左手は低い位置にある痛いフレーク持ってスタート。

むむ、悪そうですよ。


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僕はカンテの少し奥にあるミンチと左フレーク。
底面にトーフックでスタート。

おっ、左手でカンテ沿いのカチが取れた!


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けれど、足を動かせずリリースすると振られてフォール。

うーん、どないしょ。
この体勢になると、どうしても右面に入りたくなってしまう。



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401は右面の課題を登り直す。


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どうやっても右面に回りたくなっちまうので、もういいやって。

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出だしはいいのに、右面に入るとガバガバでやさしい。
わざわざこんなスタートしなくても、すでに右面に課題があるので、これはボツにしました。

どうにか右カンテで登っていけないか。
どうスタートすればそうなるのか思案する。
いろいろ試す。

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と、右トーフックだと右手を送れる。
これだ!と思ったけど、フックを解除すると回転しちゃう。で、右手が外れる。

この回転を耐えられるピンチ力があればなんとかなりそうだな。
可能性感じるけど、とりあえず置いておくか。

で、お次はその奥にある岩。
こちらもまだ触っていないとのこと。

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限定になっちゃうけど、左の岩は使わないって決めてトライ開始。

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全般コンプレッションでしんどい!

いやらしく薄く被っているのもスパイスとなって、なかなか登らせてもらえない。

左手の送りはデッド!

二人でムーブを組み立てていき、リップを止めることに成功。

しかし、リップ確認せず(僕は)に突っ込んだせいで、手が抜けて(てか、結晶が飛んだ)フォール。

マジかー。


リップ確認して、マントルのイメージ固める。
掃除が足らず、まだリップが土っぽいし木が生えていたりワサワサ。

でも、たぶんどうにかなる!


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さあ、やってやるぜ!とリップに到達。

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少し右に流れてマントル返して終わりだぜ!
つって返しはじめた瞬間、眼前の木から伸びた枝に目潰しくらう。

幸いメガネ掛けていたおかげで直撃は避けたのだけど、笑えてしまい降りちゃった。

いや、確実に返せてたでしょ。
でも、なんだか気持ちが切れたので敗退宣言。

たぶん1〜2級ってところだと思う。
401、今度登っておいてね。


さて、本日はケツカッチン。
なので次の岩に移動。
移動つってもすぐ裏なんだけどね。

とりあえずめぼしい岩はこの2箇所だけらしい。
あとは小さいヤツや重なったやつばかりっぽい。
惜しいなぁ。


さて、こちらの岩はさっきのヤツよりデカい。
一番下からトップまでは6mくらいかな?

一本だけ登っているラインがあるらしく、グレードがよく分からないから登って確認してとお願いされる。

ガバガバそうだけど、全てアンダー。
ランディングは急斜面で木々も邪魔してる。

やだなー、怖いなーと思いながらもトライ開始。

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取り付きは下から1mちょい高い斜面の途中の場所から。
それでも抜けまで5mほどの高さ。

やっぱり手はガバガバだけど、フットは結構シビアに感じる。
スメアがメイン。

ワンムーブ毎に確認しながらの登攀。
怖いなー。

慎重に熟してトップアウト。
・・・これ、グレーディング難しい。

5級っちゃあ5級だけど、4級かもしれない。
まあ、高さもあるし4級にしておきますか。
(誰も触ることないけど。)

分からん、ごめん。


さて、そろそろ時間が迫ってきたので、この岩の一番おいしそうなラインに取り付く。

2人でなんとなくのラインを予想。
いっちょやったりますかー!


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ホールド有るところはガビガビで痛い。

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ここはアンダーの奥の甘い棚を握り込みながらのハンドジャムっぽいホールディング。
面白い。ちょっと痛いけど。

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少しずつ高度を上げながらムーブを探る時間。
面白い。

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サイドをレイバックで体を上げ、スローパー地帯を探る。
持てそうな結晶のガチャガチャにちょっと届かない。
あそこが持てれば後半に繋がりそうなのに。

うむむ、、、


時間いっぱいまで頑張ってみたけど、やっぱりあのガチャガチャに届かないと無理っぽい。

ランディングの悪さがメンタルに作用して思い切ったこともできず、終わりの時間がきちゃった。
残念だ。

でも、このラインは登れるヤツだと思う。
だけど、次回来ることあるかな...。

深山のPで忙しいしなぁ。


でも、まあ、また機会を作って触りに来よう。


ひっさびさに401との岩場。
わいわいセッションの楽しい時間でした。


やっぱり、まだ誰も登っていない岩で遊びのは楽しいですねー


もっともっと岩ないかしらね。
誰か知りません?


それでは、また。

どうも、ノリオです。

暑かったねー、週末。
12月だってぇのに、岩場で半袖でも暑く感じるくらいの気温。
まっ、長袖をチョイスしてしまったのですが。


日曜日。

天気予報で前以って分かっていたものだから、
個人的にはエンクラモードで先週有人敗退したMt.
HGSのリベンジを約束。
頭の中は深山のPでいっぱいなのだけど、ちょっとこの気温だとね...

さて、“T”と共にMt.HGSに向かっていた訳ですが、このエリア初のyossyさんが先に現地に到着。

「車がいっぱいで人がたくさん居ます。」というメッセージを送ってきた。

・・・マジ? 今週も?
ホント、ツイてない。

過去にも何度か有人敗退しているけど、2週連続は無かったけどな。

ご縁が無いのね。


じゃっ、矢掛にでも行きますか。と行く先変更する。



(男A)「何やりたい?」
(女A)「天狐でもいいですか?」
(男A/B)「お任せします。」

男A/Bは完全エンクラモード。
登る気すら無いからエンクラでもないか。

“T”ご要望の『天狐』がある鉄塔エリアに移動し、荷物を広げる。

辺り森が伐採され、新しく植林地帯が広がっている。
ちょっとあっちの方に分け入って岩でも探してこようかな...


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久々の鉄塔エリアは笹も成長して雰囲気が変わってました。
そして、この晴天。めちゃくちゃ暑いっす。
でも、ちょうど『天狐』だけは日陰。

僕は到着早々に2人を残して山の中に入る。
どこかにいい岩転がってないかなーと、なんとなく気になる方向に歩みを進める。

んー、やっぱり無いのかな。
あればガッキーさんが見つけているか。



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唯一遊べそうな岩を発見。
まあ、小さな岩だけど3〜4本はラインが引けそう。

たぶん悪くても3級までって感じかな。
触ってないから知らんけど。

そこから谷筋降りて東のエリアまで出て、そこから左に巻きなが鉄塔まで登る。

暑い。滴る汗。汗だくビチャビチャ。不快だ。


ところで“T”ですが、以前2日ほど『天狐』にトライしてるっぽいけど、どうも右カンテが遠くてあまい所にしか届かず敗退してるみたい。

いやいや、頑張ればどうにかなる距離ではあるんじゃないかなーと、以前からご一緒したかった課題ではあった。

まあ、彼女のことだから僕がこんなことしてる間にトライ始めて、実はもう登っちゃってるんじゃないかと思いながら戻ってみる。

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「聞いてください!カンテのいいところにとどいたんですよ!」
あらあら、いいところまでイッてんじゃん。


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ヘイヘイ、そこの左足はしっかり奥まで掛けないと危ないぜー

どうやらここで苦戦してるっぽい。



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上からみると、まあパツパツだこと。
でも、ここまではほぼ完璧にこなしてる。

やっぱりお強い。

僕は汗だくの身体を乾かしながら観戦。
もうヤダ。ホント、暑いんですけどー



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12月だよね?

数枚画像を撮り、この時はこうした方がいいんじゃね? で、こうか?

とか皆で分析していく。


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で、それを実際に微調整して...

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ちゃんと登っちゃうよね、“T”は。
嗚呼、遂に『天狐』まで登っちゃったよ。

本人もちょっと諦めていた課題ぽくて嬉しそうでしたよ。


よし、じゃあ次は何やんの?

yossyさんが『シシガミ』を気にしていたけど、エリアに人が多そうだし今度で...となり、
じゃあ、人が居なさそうな西のエリアの下に決定。

“T”因縁の『梵天』がある岩まで降りる。
『猫又』もまだっぽい。
yossyさんもあまり西のエリアに来たことがないと。

ここは涼しいかなと思ったけど、どうも湿気を感じて蒸し暑い。
嗚呼、ここもこんな感じなのか。


そういえば、ここに『やっこさん』ていう渋い課題がありますよと紹介してセッションすることに。


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やっぱり人気の無い課題だし、上部は緑色になってる。
でも、まあなんとかなるでしょー。

サクッといっちゃうかなと思った“T”も組み立てるのに時間がかかる。

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んー、上部がわからないよー。
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僕もスゲー久しぶりに再登狙うも、岩が湿気ってんの?てくらい手が滑って上部をこなせない。
もう、暑いのイヤ。


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yossyさんも苦戦。

なんだかんだ3人でそこそこトライして“T”だけ完登。
ダメダメな男たち。

疲れたよ、休憩さ。


一人元気な“T”はすかさず宿題の『猫又』にトライ開始。でも、なんだか今日は調子悪いご様子。

おっ、そういえば猫又の下をトラバースするPがありますよ!と紹介してみると、「一応やってみようかな!」と妙に乗り気の“T”。


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ここから右手をクロスで出すところから悪いっぽい。
まあ、僕には到底無理っす。


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この岩が初のyossyさん。
『猫又』も『梵天』も『ちょんのま』『P』もスタートは同じ。

さあ、どこにいく?
ああー、『猫又』かーと、なんだか疲れが溜まっているようで「ダメだー」て降りてくる。

ぼくは今日ダメダメだけど、久しぶりに『ちょんのま』にでも出掛けてこようか。へへへ
実は初登課題。『ちょんのま』て。

まあ、簡単な課題なんでサラッとこなして“ちょんのま”に立ち寄る。

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「私も“ちょんのま”イコー!」て“T”も追ってくる。

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おお、そうやってマントルで入ってくるのね。

過去に“ちょんのま”に男3人で座ったことはある。
ここは男の遊艶地。

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yossyさんも来るかなーと思ったら、寸前のところで思い留まり入店せず。お疲れなご様子で。

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顔出しNGの2人が激写される。
ダメダメ!撮らないでー!

しばらく女子と2人で“ちょんのま”で過ごし、最後のガバだけどちょっとピリっとする抜けをこなして久々の再登完了。

いやぁ、よかったよ。


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もうダラダラモードの男たちを横目に、ガンガン『猫又』トライする女子。
でも、もう今日は無理っぽいですねー。

そうこうしていると終わりの時間。

“T”は『猫又』後退したーとショックを受けていたけど、『天狐』登れたんだしいいじゃん!て。

Mt.HGSもイケず残念ではあったけど。


しかし、この日は本当に暑かった。
マジで心配になるような気候変動。冬は来ないの?


今年中に深山のPを終わらせて一区切りしたいのに。
次の日曜日はどうかな...。


結果、今週も“T”の活動報告になっちゃいましたね。



“T”マニア受けを狙うしかないな。


それでは、また。

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