Rocks at the control

カテゴリ: シークレット

どうも、ノリオです


襲いかかる大寒波も落ち着いてきましたね。
ここ数年は暖冬が続いていたので、冬ってこういうもんだろ!って殴りつけられた感じ。

比較的寒さには強い方だと思うんですけど、そう、冬って寒いんですね。忘れてました。


そんな寒波も和らぎを見せ始めた日曜日。
このところ、仕事の関係で日曜日のお休みがほとんど取れない。

せっかくお休みを取れたのだから、このチャンスを無駄にはできないと、
スケさんと向かったのはMt.HGS。


もう何年も通って(2シーズンほど足が向いていませんでしたが)どうにもならず、
先シーズンの終わりにホールドが飛んだにも関わらず、保持感が良くなって急に完登がみえてきたあのスラブのP。


スケさんは初登目前。僕はあまり進歩が無く、正直少し心が折れていたのだけど、それでもやっぱり諦められない!


この日は天気がよく日差し暖かい。
駐車場に降り立つと、心配していた寒さ感じない。


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嗚呼、めちゃめちゃボルダリング日和。

・・・が、ここは登山道に入った瞬間にグッと体感気温が下がるエリア。
おまけにPのある場所はなぜか風が集まるとくに寒いポイント。

アプローチを進むと風の音が大きくなってきました・・・



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ほどなく到着。危惧していた通り風が強くめちゃ寒い。
でも、そのおかげで岩のコンディションは最高。PPP。


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今日こそこのリップの上に立ってやるぜー!

このPを登るのに僕に足りないものはリーチか柔軟性か。
めずらしくトライ前にストレッチを入念にする。

さあ、トライ開始。やってやるぜ。


なんだか今日は調子がいい。
あんなにキツかった足上げや遠く感じていたホールドが近く感じる。


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スケさんも安定の水平クラック取り。

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右に行くか左に行くか・・・悩んでるご様子。

始めてほんの数トライ。
すべてが安定している。

いままでにないくらい順調。急に。

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そして、いままで遥か高みにあった水平クラックに初めて手が届いた!
ここからは未知のゾーンだけど、イメージトレーニングは何度もしてきた。

はじめから左抜け狙い。
クソみたいな極小エッジに足を乗っけて左のガバにデッド。

左手がガバにかかった瞬間に足が切れて大きく身体が振られた(スラブなのに?!)けどなんとか耐えて、
ほぼほぼキャンパで右手をガバに寄せる。

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的確と思える箇所に足を置く。いや、悪い。的確じゃない。
それでも確認してあるリップの窪みをとらえれば後はなんとかなるはず!

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ザーっ!って目視できないリップ上の窪み目掛けて左手を出す。
あれ? こっち? あれ、無い! こっち?あっち? 無い無い無い。

だー!!! つって、力尽き飛び降りる。

くそー! いけると思ったのにぃぃぃ!!!


いける。これはイケるぞ!



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もういちど窪みの場所を確認。
後はたっぷりレストして、次で決める。


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スケさんはまだ右に抜けるイメージが勝っているようで、道筋を模索してる。
前回の左抜け失敗の印象が悪かったようで・・・


さてと、決めてやる。

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いざ!

スタートからイメージ通りにことが運ぶ。苦しいところはない。
安定して水平クラックへ。

しっかり保持し、さっきは足が切れてしまった極小エッジをイメージ通りにとらえてガバへデッド。

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バッチリ。

そして前のトライで失敗したリップの窪みもしっかりとらえ、数年前から確認していた大きめな結晶に足を乗せ、「飛ぶなよ、結晶よ。」と祈りつつ乗り込んで縦クラックを無事に保持。


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だー!つって。

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嗚呼、嗚呼、なんと。 何年もトライしつづけていたこの岩の上に、いま立ってる。
登れちゃいました。 嗚呼、登れてしまった。


素直に、うれしい。クライミングを始めて10年。この感覚は初めてかも。
一応、初登になると思います。他の誰かが登っていなければ。



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スケさんは、僕が左に抜けたので完全に右狙い。

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これが右側のリップ。確実に悪い。

一休みして僕も右抜けを探ることにしますかー。


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左抜けのときよりも水平クラックの右側を保持し、

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左手を寄せる。乏しいフットを探し、踏みながら選別。
どれもクソみたい。ほぼ腕で耐えている感じ。

こんなフットであのリップを止めてマントルなのか?!


右手で止められるであろう辺りを見上げるが遥か彼方。フットを探す。無い。
有るのかもしれないけど、現段階ではまだ見えていない。

なんとかなるかもしれないけど、いまは絶望的。
左抜けと1グレードぐらい違いが出るかもしれない。


でも、やる価値は十分にある!


「ちょっとまだ無理そうだから、左抜けを先に登っておかないと。」
終わりの時間が差し迫ってきたころ、スケさんが左抜けにシフト。


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が、すでに疲労がでていてうまくこなせずこの日は敗退となってしまいました。
もっと早くに左抜けにシフトしていれば・・・。


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陽がかなり西に傾いて、この美しいスラブに木々の影が映し出されます。
この雰囲気がとても好き。 とても美しい時間。

気温もグッと下がり、疲れてしまったので本日はここで終了。



調べてみると、2015年の1月からこのスラブのPに取り掛かり、今日でほぼ6年。
途中2シーズン抜いたにしても、ひとつのPに何年かけてんだよって話。


それでも、初めてこの岩を目にし、その美しさに一目惚れ。
どうしても、何が何でも登りたい唯一つの岩として僕の中にあったこの岩を、今日やっと登れた。

登れたトライではほとんど負荷も感じず、スムーズに岩の上に。
こんなもんなのか? いままでの苦労はなんだったのか。

終わってしまったことに若干の寂しさも感じる。
でも、嬉しい。本当に。


グレードはよく分かりません。
普段からグレードはあまり気にしない岩遊びをしているので。

時間もかかったし、苦労もしたので『二段』といいたいところですが、
恐らく初段くらいでしょう。

初段を登るのに6年。情けないような気にもなるけどね。弱いから仕方がない。

とりあえず、希望も込めて『二段』としておきます。


課題名は、登っている姿が弓を引くのに似ていることから、


『流鏑馬(ヤブサメ)』とします。


無許可のシークレットエリアなので、触る機会はほとんど無いとは思いますが、
見栄え、内容ともに最高なので記憶の片隅にでも置いておいてください。


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『流鏑馬』は登れてしまったけど、まだ右抜けがある。
そして、やっと『馬酔木』にも取り掛かることができる。

まだまだ遊ばせてもらいますよMt.HGS。


花崗岩シーズン、まだまだ続くけど、次はいつ来られるかな。


それでは、また

どうも、ノリオです
豊田ツアーから一週間があっという間に過ぎ、クリスマス大晦日お正月と、
新年はもうすぐそこに。

こんな感じでシーズンが過ぎ去っていかないことを願うばかり。
やっぱりこの冬は寒いようです。

さて、休日。とはいっても平日ですが、スケさんがお休みになったようなので、
行ってきました久々のMt.HGS。

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天気は比較的いいかもー エリア内は寒いのかしら・・・

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アプローチを進むと最初に現れるのがこのスラブのP。
いつみても美しいスラブです。

てか、こいつに何年費やしてんだか。そろそろ決着をつけたいところだけど、
僕に登れるのか。

やっぱりここは冷たい風が集まる場所で、とても寒い。
岩もヒャッこいヒャッこい。

まあ、アップする課題もないのでさっそくトライ開始だ!


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毎度お馴染みの高度まではすぐに到達。
僕は、前回と同じように従来の足位置のまま、右手を水平クラックに伸ばしてみるとやっぱり届かない。

くそー、やっぱ足上げしなきゃ。


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そうこうしているうちに、スケさんが水平クラックを捕らえ始める。


なんだか行き詰まりを感じた僕は、気分転換に辺りの散策にでかける。


なにかないかな〜


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おっ! そこそこの大きさで遊べそうな岩を発見。
この面は2箇所ラインを引けそう。


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で回り込んでみるとこんな感じ。見栄えはいいが、登れるのか?


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割れた小ぶりな岩が辺りに散乱している。
やっぱりこの山、本気で探せば他にも何かスゲーのが現れるかも。


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あっ、あっちに岩が。

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あっ、こっちにも。

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遊べそうな岩はいくつか転がってるなー
また触りに来よっと。

さて、歩き過ぎたのでそろそろ戻らなきゃね。
とりあえず尾根筋に出て反対側に下りながらトラバースかな。


・・・しばらく歩いてみるが雰囲気が違う。あれ?おかしいぞ。
もう少しトラバースしてみようか。

・・・んー、なんだか辺りの植生の雰囲気が違うんだよね。

ちょっとGoogle Mapで確認してみるか。
おや、全然違う方向に向かってない?! めちゃ離れてってる。

危ねー、遭難するところだったぜぃ。スマホ置いてこなくて助かった。
といっても、スラブのPを地点登録している訳でもないから、なんとなく向かってみる。


嗚呼、なんだか見たことのある登山道にぶつかった。
これで帰れる。

山の中を結構歩き回ったおかげで汗だく。でも無事に生還。


さてさて、Pを触らなきゃ。


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水平クラックに手を届かせるには左足を上げてから、いつもの左のいいクラックで身体を上げたい。
けど、この体勢では下足のときより左手がパツパツでよく保持れない。
開脚することで身体が沈んでる。

仕方がないので、左手をいいクラックの少し下の持てそうな箇所でムーブをおこしてみる。
保持感やバランスが少し悪いけど、これなら動けそう。


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こんかぎり握りしめて右足を上げる。
見上げてみると水平クラックにギリギリ手が届きそう。

でも左手が抜けそう。バランスもイマイチ。
一か八かのデッドで水平クラックに右手を出す!

一瞬右手指先にエッジというかフリクションを感じたけど、足が切れてフォール。
だー、ギリギリ届く距離まで身体が上がったのに、左手が悪いのとバランスがイマイチだ。

でも、これしかない。


ん? あわわわ、悪い左手を本気で保持ったせいで指に穴が空いちゃった?!
マジ? 最悪。

テーピング巻くか・・・。


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おっと、途中参加の某何某さん、奥の2級から戻ってきて、ハイボールの3級にトライ中。
それ、出だしが案外悪いのよね。


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そうこうしていると、水平クラックを捕らえる確率が格段にアップしたスケさん。

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ついについに、「あれを取れば終わりだろう。」と思っていたガバに到達!
スゲー!(嗚呼、いいなぁ。) 登っちゃう!?
 
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しかし、リップに手を出すためのフットが乏しい。
マジ? そこも悪いの???

あれこれ足位置変えてみるもしっくりこないみたい。


初登目の前なのに、徐々にヨレてきているのが見て取れる。
で、フォール。

嗚呼、本当に惜しかった。



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ここにきて目の前で初登目前の登りを見せられて、焦った僕はトライトライトライ!
が、まったくダメ。まるでクソ野郎。

歯が立たなくなる。ホント、くそ野郎。です。


スケさんも身体が終了したようで、お互いに最終トライ出して敗退。



今日もダメだった。



でも、スケさんは次回には初登を決めてくるだろうな。
そのとき僕は後に続くことができるのか・・・。

未だに先が見えないトライを続けてる。


なんだか悔しさが滲む。情けない。



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日が沈む。また辺りいちだんと気温下がって。



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次にここに来られるのはもう来年か。


この日からずっとイメージトレーニングしてる。
絶対に登りたい。


指皮作って出直します。



それでは、また



どうも、ノリオです


やっとこさ気温下がり、真面目に花崗岩に取り組める季節がやってきましたね。
 
まっ、お強い方には関係がないかもしれないけど、フリクション頼みで登っている僕には気温はとても重要でして。

ちょっとダラダラと準備を怠ったせいで指皮も仕上がっていない。
そろそろ岩場に行く回数を増やさないといけませんね。


さて、以前お誘いいただき行くはずだった開拓中の県内某所。
そのときは雨で流れてしまっていて、次のチャンスは真冬が過ぎた頃かなーと思っていたところに再びチャンス到来。

BOULDERING FTのオーナーさんにお誘いいただき、ガッキーさんと"県内某所"に行ってきました。

待ち合わせ場所でオーナーさんとIMOKさんと合流。どうも、お世話になります。
そこから開拓中のエリアまで向かう。


ウネウネと道を進み標高をかせぎ、標高800mを過ぎた辺りで車を止め登山道に入る。
10分ほど歩きこの山の稜線に出ると幾つかの岩が転がっている。
いまメインで開拓しているエリアみたいです。

・・・てか、天気予報で現地は寒いと分かっていて訪れたものの、稜線に出た途端にキンと冷たい風が強く吹き付ける。

ヤバい、これは寒すぎる。


「シベリアからの寒気が流れ込んでるから...」と、住んでいる辺りでは実感のない言葉が、
風上の山の連なり、その先の雲に霞んで見える空の遥か彼方のシベリアを想像すると、ひどくリアリティーを帯びて感じる。

まあ、もう少し太陽が移動すれば暖かくなってくるだろうと、
とりあえず辺りの岩を一通り案内してもらう。

 
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IMOKさんは、さっそくクラック&スラブな4級のラインにトライ。
なかなか抜けが気持ち悪そうな感じですね。

僕はリーチーだと教えてもらった3級の垂壁課題でアップ開始。

身長がそこそこある人は、ある意味ガバtoガバな感じみたいだけど、
チンチクリンは出だしが悪くなる。

けど、それって"面白くなる"って意味を孕む。

で、トライ開始するも、確かにパツいしフットが乏しい。
なんだかんだムーブ探るのに数便かかり、なんとか完登。

うん、なかなか面白いラインでした。


で、次はカンテの2級。どうやらこれも悪いらしい。(ガッキー談)

トライしてみると確かにフットが無さ過ぎる。

早々に猫パンかまし流血しつつ、オブザベで、アレ取れば終わりじゃね?と思っていたホールドまで辿りついたものの、やっぱりフットが見付けられず、見上げるとリップ遥か高く。


うむむ、なんだこれ・・・。やめよ。


てか、気がつくと身体がブルブルと震えてる。
おほほ、本当に寒い。 強風が体温拐ってく。

あばばば


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さて、そういえば本日の本命は、ガッキーさんが前回訪れたときに始めたスラブのP。
どうやら弱点をついて少し左に流れながら、あと一歩のところまでいっているらしい。

岩を眺める。なんだか右にも抜けられそう。
じゃあ、僕は右を探ってみようかしらね。


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ここの岩質は、非常に細かい結晶の花崗岩でフットが乏しいイメージ。
全体的にスメアが多くなりそう。

最近いい感じだったTHEORYのソールに穴が空いてしまったので、
今日は柔らかいシューズが無い。

リソール仕立てのFUTURAや、もらって慣らしをまだしていない攻めたサイズのMaverinkもあるけど、
どちらもまだ固いしな・・・。


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ガッキーさんはトレードマークのモカシムで流石の登り。
"足の保持力"ハンパねー

正直、左に流れるとランディング悪くなるわ、背後に別の岩が迫ってくるわでメンタルにくる。
可能性のあるフットを一つずつ試しながら高度を上げていくガッキーさん。


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うん、絶妙な傾斜。

が、寒い。寒過ぎる。太陽がこちらにやってこない。

ということで、寒くて身体が動かないので風の無い日溜まりまで移動して身体を温めることに。

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あったあった!

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いやー、ここは天国っすか?

しばらく動けない。



そろそろ岩の辺りまで日が差してないかなと戻ってみるもダメ。
しかたないのでトライ再開!


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ガッキーさん、取捨選択が済んでいたようで、一歩一歩確実に進んでいき、

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あれ、ここでさっきまで使っていなかった上に向かうフットを踏んで立ち込む。
おわわ、急に作戦変更?!

で、一気に勝負に出て見事初登成功! スゲー。
あんな勝負に僕なら出られないかもしれない。

「もう最後は両足が千切れる(スリップする)かと思ったわー」だとさ。
一番落ちてはダメな位置での勝負をモノにするこの感じ。

やっぱい敵いません。


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僕は序盤が思いの外悪く、なかなか安定して中間地点まで行くことができない。
でも次第に熟せるようになり、中間部から右へのトラバースを探る。

手を探り、進みたい方向にフットが無いか探す。
ブランク。いや、ブランクではないにしろ、どこも同じように見える。

試しに足を置いてみるとジャリっとした感覚が足指に伝わる。うむむ


これは何度もいろいろ試していかないと登れないやつだぞ。
右にトラバースしてからの先もまだ未知のセクションなのに。

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一旦降りて、下から岩肌を観察する。

・・・これは、もっと時間をかけてじっくりトライを重ねないと登れない。
今日は諦めるか。

でも、かなり面白いラインなので、ガッキーさんの初登ラインと合わせてまたトライしに来なければ。


せっかくなので他の課題も登って終わろうと、IMOKさんがトライしていたマントルの2級を触ってみる。
これは得意だったか、一撃。

続いて、同じ岩のカンテを挟み込んで登る2級にトライ。

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これがなんだか苦手なのか、なかなか登らせてもらえない。
しんどい。しんどい。

なんかね、シューズをちゃんと使わせてもらえない感じ。
けっこう便数出して、不恰好な登りでなんとか完登。

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ああ、お恥ずかしい。


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気がつくと辺り暗くなりはじめてる。
そろそろ山を降りないと。

急いで片付けして来た道を戻る。


どうやら此処は、もう一週間もすると雪が降ったりして登れなくなるころみたいです。
次に来られるのは春頃かな。


流血したり指先に穴が空いたり、チリチリしたり。
なんだか久しぶりなこの感じ。

やっぱり岩場は刺激的で面白い。
やっとスイッチが入ったかもしれない!


そういう意味でもいい一日となりました。


オーナーさん、お誘いいただきありがとうございました!
またよろしくお願いします。



さてさて、12月に入ってシーズン本番。
Mt.HGSのPや"もはや"のP、エリアの開拓や深山や豊田(北京)。

やりたいことや行きたいところがイッパイだ。


今シーズンも思いっきり楽しみましょう!


それでは、また 

どうも、ノリオです
気が付けば10月も残り10日ほど。
一段と気温も下がってきて、そろそろ日中でも花崗岩ボルダーで遊べそう。

先月末に発売された『玉野ボルダリングエリアガイド』の影響で、
すでに深山公園や王子が岳はかなりのボルダラーが通っているようです。

海寄りのボルダーは、まだまだ暑くないですか

個人的には最高気温が20℃を下回ってもらわないと勝負できません。
手汗がね


さて、月曜日。


スケさんがお休みになったということで、久々にMt.HGSに行ってきました。

二日前の雨と、実は家を出るころにパラついた雨も気になるけど、
気温も低いし、どうせまずは掃除が必要なので様子見って感じです。


どうやら海側は雨が降ったみたいですが、こっちは大丈夫そう。



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久々です。半年振り。


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相変わらずここは一歩登山道に入ると気温がグッと下がりますね。
けっこう寒い。

土は濡れています。



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クラックに根を張るこいつも大きくなりませんね。


駐車場から5〜10分でお目当の岩に到着。

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コレコレ! もう何年も決着がつかない美しすぎるP

途中、2シーズンほど放置していたけど、それにしても登れない。
先シーズンの終わりには、スケさんとsuepeeが惜しいトライをみせたけどそのままシーズン終了。

先シーズン最後の記事です。



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まずは掃除から。思ったほどクラックや岩の上に葉っぱや土は乗ってませんでした。
まあ、まだ落葉の時期ではないから、これから毎回掃除しなきゃいけません。

さてさて、そろそろ様子見てみますか。
ムーブも思い出しながら。

最初の二足からなかなかシビア。

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そうそう、そんな感じ。

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僕は、少し違うムーブでトライ開始。
んー、少し湿っぽいけど岩の状態は悪くないです。

上部、水平クラックは濡れてるけど・・・。


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少しずつ少しずつ感じを取り戻しながら、入れ替わり立ち替わりトライ。


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しかし、本当に美しい岩です。
個人的にはいままで触ってきた岩の中でもダントツでトップクラス。

綺麗な曲面に、

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このスッと縦に走るシンクラック。

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細かい結晶の綺麗な岩肌。

実は、ここだけの話、玉野のあの粗い結晶の花崗岩はあまり好きじゃないんです。
やっぱり花崗岩は山間部のきめ細かい結晶のものに限りますね。


話が逸れましたが、しばらくトライをしていると以前の高度に到達。

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ここからクソみたいなフットのオンパレード。

・・・が、なんだかめちゃ踏めてる!


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おあっ?! いままで出せなかった水平クラックに向けて手を伸ばせたー!
これはもしかしてー!?


あわわ、届かない 後10cmほど。
嗚呼、やっぱり左足をもっとクソみたいなのに上げないと届かないか。

どうやってムーブを組み立てようか・・・。



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先シーズンの終わりには最高高度を叩き出したスケさん。
シーズン以外はクライミングから離れているせいで、いまいち感じを取り戻せずにいます。


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ずっと曇っていたけど、太陽が出てきました。
少し暖かくなってきちゃったかな。

静かでいい山。人気のない岩場は貴重です。



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その後も二人して同じようなトライを続けて・・・


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ん? なんだか左足がグニグニするぜ? だはー! 手も足もすっぽ抜けたぜー

ってシューズを見てみると左のソールがベロンチョ。ご臨終。
シーズン入り口でシューズが一足お亡くなりになりました。

マジか。


まあ、正直、軽いノリで来た割には最高高度に達せたし、
この岩場はもう日中でも十分勝負できるのが分かったからそれでよし!


そんなにトライしていないのに、なんだか身体がバッキバキ。
日頃、ジムでチャラチャラ登っているだけだからシーズンにツケが出る。

ハイシーズンまではまだ少しあるから、指皮と身体を作っていかないと。
あと、シューズをなんとかしなきゃ。



まだまだ日が高いけど、今日はここまで。


今シーズンこそ、このPに決着をつけるぜぃ




このPの他にも触りたい岩はたくさんあるし、今シーズンも花崗岩ボルダー楽しむぞー!


それでは、また 

どうも、ノリオです


全国的に不要不急の外出の自粛を、の流れ。至極当然。
日増しにコロナウイルスの感染が拡大しているのだから。

3密という言葉がニュースなどで取り沙汰され、地元岡山県でも11人の感染が確認されるなか、
日常でどう行動するか考えなければいけない状況に直面している。
もっと早くから危機感をもっていればよかったのだろうけど、地方片田舎岡山に住む身としてはその辺りに欠いていたと思う。

3密とは『密閉』『密集』『密接』だという。

4月に入りいよいよ花崗岩シーズンも終わりの気配。気温も上がり雨の日も増えてきた。
「嗚呼、シーズンが終わった・・・」と落胆しながら天気予報を見ると日曜日の気温が低い。
これがラストチャンスかもしれない!とモチベーション低下していた自分を奮いたたせ、
スケさんと岩場に繰り出す約束をとりつけた。

さて、ここで岩場での3密について考える。
岩場、しかも人気のないシークレットエリアでの『密閉』『密集』『密接』はどうか。

まず『密閉』は当てはまらない。『密集』も極々少数での岩登りなので当てはまらないのではないか。
ただ一つ『密接』に関しては、社会的距離(1.8m?)を保とうと思えば可能だが、
恐らく気にしていても無意識に距離を詰めてしまうだろう。
なにしろ各々目の前のラインに集中し夢中になってしまうから。
もちろん、岩場でのうがいや手洗いも出来ないことはないが難しいように思われる。 

もう信じるしかない。メンバーがウイルス保有者でないことを。
そして自分がウイルスを保有していないことを。

SNSを見ていると岩場の画像多く見かけ、どうやら自分を含めクライマーは危機感に欠けるようだ。
すべてのクライマーがといった訳ではありませんよ。一部の、という意味で。

結局、欲望を優先させてしまったというお話。



さて、この日はスケさんとの岩登りということで、互いに目当てはアレしかないので、
向かった先はMt.HGS。

そう、あの美しすぎるスラブのP。
先週は雨の影響で断念したということもあり、俄然燃えてます。 


本当に天気がいい。
青空と桜。いつもと変わらない春って感じですが、今年はね・・・


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このお天気なのに気温は上がらないって話。
だけど、やっぱり暖かいよね。暖かいよ、やっぱり。


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空がとても綺麗です。


前回も書いたように、ここは一歩踏み込むと下界より冷んやりとした空気。

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お目当ての岩に到着してみれば涼しく岩も乾いてる。


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そうそう。今回はsuepeeが初参戦。
以前少し触ったらしいのだけどスタートもままならなかったようで・・・


よーし、今日こそは! やってやるぜー!



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だー!? なんと序盤からスケさんが最高高度を叩き出し場が湧く。
僕やsuepeeもそのムーブを採用し波状攻撃開始。

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はじめは下部の感覚を掴めず苦戦していたsuepeeも徐々に高度を上げて追い上げてくる。
いまのところスケさんが頭一つも二つも抜きん出ている感じ。


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僕も一生懸命喰らい付いていくけど、どうしてもうまく熟せない。


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スケさんは安定してほとんどのトライで上部の水平クラックに迫る勢い。
僕とsuepeeはその手前で苦戦を強いられてしまう。
気持ちばかりが焦る。


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そうこうしていると、スケさんがついに水平クラックを捕らえはじめ、
一段と場の緊張感が高まる。

水平クラックを止めてもそこからフットが悪く、足が切れてしまう。
そこにも核心が潜んでいたとは!

スケさんのトライをみていると、同じフット位置からだと僕の身長では水平クラックに手が届きそうにない。
頭のなかでシミュレーションしながらムーブを探る。
僕より身長の高い他の二人と同じことしても駄目だと判明し、より焦りが増して無駄なトライを重ねてしまう。


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僕が停滞していると、suepeeがなんと水平クラックに到達!
と同時に両足が切れてしまうが、足ブラでなんとか持ち堪えて必死にフットを捉えようと何度も試みる。
無情にもカリカリと音だけが響き、フットを捉えられない。
そして力尽きフォール。

あれでフットを捉えていたら登れてたな絶対。
ホントに惜しい。


トライ開始から4時間ほど経過し、誰もがだんだんと体幹がヨレてきて高度が下がり始める。
僕に至っては全力で気張り過ぎて腰痛を発症。全身が痛い。

初登間近だったsuepeeもついには諦めて一足先に撤退。
僕とスケさんは残ってトライ続行。


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フット位置が深く、左足のスタンスの捉え方がいまいちな上に、
左上のホールドも深くギリギリ届く距離。
少しリーチーなセクション。

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二人に追いつきたくて無闇にトライを重ねてしまう僕。

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パツパツの左上のホールドを保持るこの表情。もうこれ苦悶の表情です。
 
ギリギリ届くこのホールドを保持り全力で身体引き上げて右足を高く上げなければならず、
おまけにそのままだと2人のように水平クラックには届かない。
左足をもうひとつ上げなければ・・・

正直、キツイ。以前のムーブに戻すべきなのか・・・悩む。



嗚呼、どうにもならないのか。いまの僕にはどうしようにもないのか。
焦りが悔しさに変わる。悔しい。


終いには中間部すら熟せなくなり敗退。
終わってしまった。



もし、今月中にトライできるチャンスがあるならば2人は登ってしまうだろう。
僕の完登はいまのところ可能性が低い。
明らかに足らないものが多すぎる。本当に凹む。


荷物片付けながら、アプローチを戻りながらそのことばかり考えてしまう。
悔しい。マジで。

こんなに悔しい気持ちはいつぶりだろう・・・




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まだこんなにも明るいのに、指先はおろか全身が悲鳴を上げて敗退。
まだこんなに明るくて気温も低くベスココンディションなのに。


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こんな気持ちのままシーズンが終わってしまうのか?
今回が2019シーズンの最終回にしようと思っていたけど、もう少し粘るべきなのではないのか。


その為にシューズを新調してやろうか。
せめてもう一日だけでもトライさせてもらえないのか。


その時は身体がぶっ壊れるくらい本気で挑みたい。



もう一日だけでも。

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