Rocks at the control

カテゴリ: シークレット

どうも、ノリオです。

一週間岩場を飛ばしたら、なぜかスイッチがオフになってしまって...

例年ならこの時期は、迫り来るシーズン終了に若干の焦りを感じながら、時間が許す限り岩場に...だったはず。

なんだかプツリとね...。


少しばかりジムで登り過ぎたので身体バッキバキ。
なので日曜日は家の事に従事。
嗚呼、身体しんど...疲れ抜けないわーと休日を満喫。

で、月曜日。
まあ、さすがに今週も岩場を飛ばすのもあれだし、
ちょっと気温高いけど久々に『あしび』をやってみようと前日に決める。

早起きになるし、ちょっと早めに就寝。
と、寝床に入るも一向に眠気がやってこない。
これ、ヤバいやつかもしれない。

寝れねー寝れねーと意識すればするほど目が冴える。

・・・


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はい、今日は予定通りMt.HGS。
寝れなさ過ぎて睡眠2時間足らずの寝不足。

もう『あしび』トライはハナから諦めて、以前見つけた岩を触って遊ぶことにしました。

天気予報では日中の気温は13°。
まだ午前中なので結構寒い。

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雪がチラついたのでしょうか...。


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そうそう、前回来たときに気になってた山の裏側の伐採。
かなり広範囲に行われてました。

どうせエンクラだし、岩も発見できるかもと一帯を歩いて回ってみました。

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本当に広範囲に木が伐採されてる。
縫うように道も作られて、作業車が上がって来られるようにもなってます。

いったい何が行われるのでしょうかね。

けっこう歩いてみたけど、いい岩も見つからなかったので戻りますか。

クラクラするし、息切れも凄い。
今日、登れるのかしら...


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さて、気になってた岩はこれ。
以前に撮った画像ですが、真ん中の斜めに走るクラックは2級らしいです。

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で、発見したときに“イケるんじゃないか”と感じた側面。
クラックとこの面で遊ぼうと思ってたのですが...

見つからない。何処?何処にあるの?
朧げな(てか自信あった)記憶を辿って歩いてみたけど無い。

マジか...

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まあ、代わりに遊べそうな他の岩を発見しましたけど。これも次回には場所を忘れてるかも。


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以前散策したときにこんなの落ちてたっけ...。
“展望広場” “山頂” “ネイチャートレイル”て、
ここも昔はちゃんとしたハイキングコースがあったのか。
じゃあ、山に入って歩き回るのはオッケーってことね。岩登りは?ダメ?


お目当ての岩はけっきょく見つからず、また違う以前目を付けていた岩に辿り着く。
仕方がない、今日はこっちにしようか。

オニギリみたいな形の岩で、左側面、正面、右カンテが登れそう。

左側面は一見キレイなスラブに見えていたけど、
よくよく見てみると残念な(いいところ)ところにホールドがあったり、けっこう無数にエッジが散らばってる。

嗚呼、バッチバチにスメアリング効かせて登る程よいスラブだと思ってたのに。

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とりあえず素直なラインってことで、左面を右カンテで登ってみました。6級ってところ?

少しランディングを削って慣らせば、カンテ無しでスラブ面も登れそうだけど悪くはなさそう。

さて、お次は正面右カンテ。
ちょうどいいスタートホールドがある。
ハイステップの独特なスタート。

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カンテに凸部分を登る感じになった。
中間部まではいいが、そこからが少し気持ち悪い(いい意味でね)。

ここの花崗岩は玉野のそれとは岩質が違っていて、非常に結晶が細かく表面が滑らか。
玉野のように結晶を探しても見つからず、僅かなエッジ、もしくはホールドがあるのみ。

この中間部から上もそんな感じで、シワのような微かなエッジに足を置き、手もスメアのような、わずかな指掛かりを頼りに立ち込む。

面白い。

まあ、3〜4級ってところなんでしょうが、慣れていないとちょっと躊躇する核心あり。


さあ、それでは正面ど真ん中やりますかねーと休憩しながら眺めているとスマホにメッセージが届く。

久々のyossyさんからで、合流していいですかと。
駐車場に着いたらしく此処は初めてってことなので、
とりあえず分かりやすい『流鏑馬』の岩のところで落ち合うことになりました。

急いで荷物まとめて移動。
ちょっと迷子になりつつ、待ち合わせ場所へ。

寝不足だとフラフラで方向感覚も鈍る。


どもども。


『流鏑馬』から4級3級初二段の岩〜2級3級の岩を紹介して回る。


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とりあえず3級からアップ開始。
アップにしちゃあクセにあるやつだけど。


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ハマるかなーと予想してたけど、案外サラッと一撃。
ほほ〜

そういえば、今日は岩の状態が非常に良好。
なんでこんな日に寝不足なのかしら...

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続いて2級。
てか、これ2級にしちゃ悪いよねー

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僕も軽くトライしてみたけど、身の危険を感じ止める。たぶんマントル返せない。


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しばらくyossyさんはトライ続ける。
いろいろムーブを探りながら。
なんかいいムーブないかしら。

あっ、そういえば隣にガッキーさんのPがあるのを思い出したのでちょっとお触りしりゃう。

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出だしは120°弱。
矢掛の『パラダイス銀河』よりも出にくい一手。
出先はガバサイド棚なんだけど、この一手強烈。

スタートはできるけど、止められる気がしない。

すぐさま一手目止めましたーからのパート練へ移行。

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下から見ると持てそうな場所も指掛かりが無い。
おわ、上も悪いじゃないの。

そういえばガッキーさんもそんなこと言ってたような気がする...

しばらくああだこうだやってみたけど、可能性だけ感じて敗退。
てか、初手止められてないけど。

勇者求む!
いいPありますよー


ちょっと時間かけ過ぎたので、そろそろ他の課題のところへ案内しなきゃね。


少し下ったところ、『目隠し』や『蟻地獄』のあるエリア。

一通り案内したところ、yossyさんは『蟻地獄』をターゲットに絞る。

そういえばこの前“T”が登ったよなー。
あの時、僕も久々にトライしたけどからっきしダメだった。

どうしよっかなー


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しばらくyossyさんのトライを観戦。
結構しっかり保持系ですよねーこれ。

序盤から苦戦してる。

やっぱり見てると触りたくなっちゃうもので...

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あれれ?なんだかいい感じじゃない?いままでに無いくらい。

これ、いけんじゃね?

その後2〜3トライ調整するとー

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イケちゃった。

あんなに苦手だったのに... こんなに簡単に登れちゃうなんて。

今日はしっかり保持できたし、やっぱり指皮がしっかり残っていると違うな。

寝不足でフラフラで、エンクラのつもりだったけど棚からぼた餅。
yossyさんのトライに便乗して完登いただきました。

yossyさんも頑張ってたけど、時間が来て終了。


しばらく気温高かったり天気が悪かったりするっぽいけど、なんとかもう少しシーズンを楽しみたいな。
『あしび』、次回はトライしなきゃ。

ちょっとスイッチOFFになってたけど、もう少し踏ん張りますかね。


やっぱり岩場は楽しいんです。


それでは、また。

どうも、ノリオです。

2月に入るとどうやら雨の日が続くみたいですね。

岡山県南のボルダーのハイシーズンも残り僅かだというのに、休日の雨は勘弁してもらいたいものです。

そろそろMt.HGSの『あしび』を再開したい頃ではありますが...


さて月曜日。
今シーズンに入って“T”を2回ほどMt.HGSをご案内しに赴いたのですが、ここは完全アウトなシークレットエリア。
その2回とも現地に地元住民の方来られていて、残念ながらエリア入りを断念せざるを得ず。

『流鏑馬』や『目隠し』『蟻地獄』といった課題を楽しみにしてくれていたのにね。



で、三度目の正直、リベンジにやってきました。

ホント、こればかりは来てみないと分からないので、恐る恐る駐車場に向かうと... 人影無し。よし!

やっと案内できますねー


もう一人の参加者、nmbくんの到着を待ってエリア入り。


今日は天気が良くて日向はポッカポカ。
だけど、ここは一歩足を踏み入れると冷気を感じる不思議な場所。
それでも、今日は風も無いのでエリア内は比較的過ごしやすい気温です。

とりあえず一番最初に現れる『流鏑馬』の岩を紹介。


ただ、ここの花崗岩は玉野とも矢掛のそれともまた違った質感。
アップでそれに慣れてもらうつもりで、まずは奥の課題から触ることにしました。

この山の花崗岩は結晶が細かく、とてもキレイな花崗岩。
いつもの感じでスメアするとスリップしちゃうくらい。


こういう花崗岩が好きだわー

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まずは、ちょっと気持ち悪い3級から。
これ、見た目より嫌な感じなんだよなー。

それでも、“T”はこういうの苦手じゃない。
サラッと(だった?)一撃。

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nmbくんもトライ!

けど、中間部の捌きでハマってしまう。

悪そうにしているので、今日は完全にアテンド気分で登る気なかったのだけど、数年ぶりにやってみる。


むむむ、やっぱり気持ち悪い。
危うく失敗しそうになったけど、そのまま再登。


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で、“T”は隣の2級へ。
これもね、悪いんですよ。


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出だしの足のスメアの感じを掴むのに数トライ。
やっぱり他の花崗岩と感じが違う。

で中間部は難なく熟し、問題のマントル。
ここ、いいポイントが結構深くて突っ込むのに少し勇気がいる。
手前はホント何も無いのよ。

...おまけに掃除してないから表面緑色だし。

それを目の当たりにした”T“。
「これは絶望を感じます。」てさ。

まあ、今日のメインは他にあるからね、無理しなくてもいいか。

じゃあ、感じを少し掴んだようだし、とりあえず『目隠し』目指して場所を移動。

うん、今日はホント寒くない。


ガッキーさんが”岡山で一番悪い初段“といってたようで、それで”T“が興味をもったみたい。

...”T“様、たぶんあまりお気に召さない内容な気がするけど。と思いつつご案内。


「コレかー。」

すぐさまトライ始めるも、やはりまずは初手の距離だし。
あまりダイナミックに取りにいきたくなさそうで、


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いろいろムーブを探ってみる。


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けど、やっぱり正体でバーンになっちゃう。
これ苦手ー。


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nmbくんもお触り。

てか、下の岩、こんなに剥き出しだったかしら。
もう少し地面に埋まってた気がするけど...

早々に2人とも敗退宣言。
やっぱりお気に召さず、か。

さっ、次だ次だ!


『蟻地獄』。

これ、ホント悪い。
でも、”T“様好きそうだわー。

とりあえず2人がどうやるか黙って見物。

ここは本当に日当たりがよくてポカポカ過ぎる。
リップも温かいんだろうな...



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ムーブ探ってるけど、いきなり右手の初手の痛いカチにデッドかましたりしてる。

痛そー ヤダヤダ。

数トライでデッドにならない方法見付けて安定。


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nmbくんもトライ!


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”T“も徐々に手を進めていき、いち早くマントル手前まで行くが、そこからハマっちゃう。

僕も久々にトライしてみたけど、左手でリップ取るときに左ヒールを使うムーブをしてみると痛めている膝に激痛。

こりゃダメだ。

トーフックだと糞デッドになっちゃうし。
でも、仕方がないのでデッドでトライ続ける。

もうヤダ、右手のカチが痛いよ。
穴が空いちゃう。

もうここからは、いかに“T”を登らせるかに専念。
あれこれホールドを提案して、あちこちブラッシング。

最終的に一番右のフレークがしっくりきたようで、
そのままマントル返して見事完登。



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やっぱりお強い。
今度、“T”先生のムーブパクってみっかな。

『蟻地獄』苦手...


さて、じゃあ、そろそろメインディッシュの『流鏑馬』の方に戻りますか!

と、その前に4級3級初二段のある岩に立ち寄る。

この4級が案外侮れないのよね。



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さっそくnmbくんがどハマり。


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“T”も「ん?」てなってたけどサラッと登っちゃう。

僕も久々に再登。
絶妙な感じ。


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その流れで隣の3級のスラブ。
こっちはちょっと嫌なスメア。手は良いんだけどね。

まっ、サラッとね。


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nmbくんはこっちの方が合ってたみたいで、


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サラッとトップアウト。

この後、シューズを替えると4級もサラッと登れて
ました。
シューズって大事。

“T”は隣の初二段を少し触ってたけど、これは歯が立たず。スゲー悪いものね、それ。

てか、おいおい、もう時間無いぞ!
急いで『流鏑馬』だー!

いつ見ても綺麗な岩だ。


この木漏れ日の時間が好き。


さあ、やってちょうだい!

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“T”様、ついに『流鏑馬』に挑む。
ワクワクするぜぃ。

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ちょっとランディングの斜め具合に戸惑いながらトライ開始。

とりあえず何も言わず見守る。
ムーブ組み立てるのが面白いからね。


しかし、しばらく見ていても出だしの一足二足を上手く踏めていない。

たまらずでしゃばり出だしはこうですよとやって見せる。
2年振りくらいに触ったけど、感触いい。

またしばらく観戦。
しかし、やはり二人とも出だしが捌けない。

この二足、そんなに悪いのか...。
昔打ち込み過ぎて分からなくなってる。


二人の合間にもう2〜3便出してみる。
苦手なプッシュ足上げが何とか上がり、水平クラック取りをしようとしたところで、ポイント外していた左足がズレたので降りる。

おっ、これは案外再登すぐできるかも。
でも、今日の主役は“T”なのでまたあれこれ提案役に回る。


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んー、やっぱり足が踏めていない。

予想に反して、思わぬところでハマってしまう“T”。
まさか苦手だとは思ってもいなかった。

勝手に期待しまくっていたけど、やっぱり苦手なこともあるみたいです...。
たぶん、原因はアレだけど。


どハマりの二人のトライは続くが、ここでタイムオーバー。



もう少し早く『流鏑馬』に来た方が良かったかな。
少しお疲れなご様子でした。

嗚呼、”T“が『流鏑馬』登るところを見届けたかったなぁ。
またトライしに来てくれるかしら。
その時はぜひ誘ってください!


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個人的にも、また再登しに来よう。
『心眼』もまだトライしてないし、右抜けも探ってみなきゃね。


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念願のMt.HGS、果たして楽しんでいただけたのかしら...


さて、そろそろ花崗岩シーズンのラストスパートにはいらなきゃ。
次の週末は雨で登れそうにないけど...。

それでは、また。

どうも、ノリオです。

新年を迎えたと思ったら、もう1月も半ば。
早いねぇ、早い。

今シーズンも残り僅か。
どれだけ楽しめるかな。

さて、日曜日。
この日は珍しく、このブログの発起人の401から誘われて、最近見付けたという岩に行ってきました。

てか、401と岩登りって、年単位でいつぶりなんだろう...。

場所は玉野。
だけど私有地のため、いい課題ができてもお披露目は無理かも...。
まあ、めぼしい岩は少しだけみたいです。
あっ、一応了承を得てますよ、登るのは。


さてさて、車を止めてアプローチは僅か。
以前登ったラインもあるという岩に案内してもらいました。


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この右カンテラインが登れそうってことです。
とりあえず右面のスラブはガバガバで簡単な課題が出来てるみたい。

斜めに伸びる筋のところは...、強い方ならなんとかなるかもね。
僕らじゃない。

さあ、早速トライ開始だー!

薄〜く被ったフェイスの右カンテ。
カンテ、ガッビガビで痛い。


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とりあえず右カンテと左手は低い位置にある痛いフレーク持ってスタート。

むむ、悪そうですよ。


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僕はカンテの少し奥にあるミンチと左フレーク。
底面にトーフックでスタート。

おっ、左手でカンテ沿いのカチが取れた!


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けれど、足を動かせずリリースすると振られてフォール。

うーん、どないしょ。
この体勢になると、どうしても右面に入りたくなってしまう。



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401は右面の課題を登り直す。


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どうやっても右面に回りたくなっちまうので、もういいやって。

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出だしはいいのに、右面に入るとガバガバでやさしい。
わざわざこんなスタートしなくても、すでに右面に課題があるので、これはボツにしました。

どうにか右カンテで登っていけないか。
どうスタートすればそうなるのか思案する。
いろいろ試す。

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と、右トーフックだと右手を送れる。
これだ!と思ったけど、フックを解除すると回転しちゃう。で、右手が外れる。

この回転を耐えられるピンチ力があればなんとかなりそうだな。
可能性感じるけど、とりあえず置いておくか。

で、お次はその奥にある岩。
こちらもまだ触っていないとのこと。

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限定になっちゃうけど、左の岩は使わないって決めてトライ開始。

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全般コンプレッションでしんどい!

いやらしく薄く被っているのもスパイスとなって、なかなか登らせてもらえない。

左手の送りはデッド!

二人でムーブを組み立てていき、リップを止めることに成功。

しかし、リップ確認せず(僕は)に突っ込んだせいで、手が抜けて(てか、結晶が飛んだ)フォール。

マジかー。


リップ確認して、マントルのイメージ固める。
掃除が足らず、まだリップが土っぽいし木が生えていたりワサワサ。

でも、たぶんどうにかなる!


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さあ、やってやるぜ!とリップに到達。

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少し右に流れてマントル返して終わりだぜ!
つって返しはじめた瞬間、眼前の木から伸びた枝に目潰しくらう。

幸いメガネ掛けていたおかげで直撃は避けたのだけど、笑えてしまい降りちゃった。

いや、確実に返せてたでしょ。
でも、なんだか気持ちが切れたので敗退宣言。

たぶん1〜2級ってところだと思う。
401、今度登っておいてね。


さて、本日はケツカッチン。
なので次の岩に移動。
移動つってもすぐ裏なんだけどね。

とりあえずめぼしい岩はこの2箇所だけらしい。
あとは小さいヤツや重なったやつばかりっぽい。
惜しいなぁ。


さて、こちらの岩はさっきのヤツよりデカい。
一番下からトップまでは6mくらいかな?

一本だけ登っているラインがあるらしく、グレードがよく分からないから登って確認してとお願いされる。

ガバガバそうだけど、全てアンダー。
ランディングは急斜面で木々も邪魔してる。

やだなー、怖いなーと思いながらもトライ開始。

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取り付きは下から1mちょい高い斜面の途中の場所から。
それでも抜けまで5mほどの高さ。

やっぱり手はガバガバだけど、フットは結構シビアに感じる。
スメアがメイン。

ワンムーブ毎に確認しながらの登攀。
怖いなー。

慎重に熟してトップアウト。
・・・これ、グレーディング難しい。

5級っちゃあ5級だけど、4級かもしれない。
まあ、高さもあるし4級にしておきますか。
(誰も触ることないけど。)

分からん、ごめん。


さて、そろそろ時間が迫ってきたので、この岩の一番おいしそうなラインに取り付く。

2人でなんとなくのラインを予想。
いっちょやったりますかー!


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ホールド有るところはガビガビで痛い。

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ここはアンダーの奥の甘い棚を握り込みながらのハンドジャムっぽいホールディング。
面白い。ちょっと痛いけど。

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少しずつ高度を上げながらムーブを探る時間。
面白い。

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サイドをレイバックで体を上げ、スローパー地帯を探る。
持てそうな結晶のガチャガチャにちょっと届かない。
あそこが持てれば後半に繋がりそうなのに。

うむむ、、、


時間いっぱいまで頑張ってみたけど、やっぱりあのガチャガチャに届かないと無理っぽい。

ランディングの悪さがメンタルに作用して思い切ったこともできず、終わりの時間がきちゃった。
残念だ。

でも、このラインは登れるヤツだと思う。
だけど、次回来ることあるかな...。

深山のPで忙しいしなぁ。


でも、まあ、また機会を作って触りに来よう。


ひっさびさに401との岩場。
わいわいセッションの楽しい時間でした。


やっぱり、まだ誰も登っていない岩で遊びのは楽しいですねー


もっともっと岩ないかしらね。
誰か知りません?


それでは、また。

どうも、ノリオです。

もう10月が終わる。
ついこの間まで「暑い。早く夏終わんないかなー。」なんて言っていた気がするけど...。

まっ、それを言ってしまえば正月もついこの間な気がするんですが、これも老化でしょうね。
それとも、ボサっと生きているからなんでしょうか。

まあ、これからもボサっと生きていくのですが。


さて、話がどこか見当違いな方向に行ってしまいそうなので、そろそろ岩登りのお話しに。


日曜日。

この日は、前々から“T”に『矢掛の親指くん』の岩を案内すると約束していたので行ってまいりました。
個人的には何年振りなんだろう。

数人に岩場の場所を教えに行った気がするけど、その時は岩に触った記憶が無いし、ホント、めちゃくちゃ久しぶり。

連日の寝不足で頭がボーッとするし身体が怠いけど、早朝から家を出て車走らせる。
途中立ち寄ったコンビニで、現地で落ち合うはずのたくまちんと出会す。

たくまちんは前日、深山公園でナイトしてたはず。
彼もまた寝不足のまま出てきたご様子。



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とりあえず車を止めてたくまちんと岩まで。
“T”はまだ来ていないご様子。

google mapsの位置情報と曲がる建物は教えているけど、無事に辿り着くのかしら...。


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久々に岩に上がり日向ぼっこしていると“T”が登場。
よかった、辿り着いたのね。

おはようさん。


この岩にある課題を一通り説明。
これくらいの高さやランディングの感じは大丈夫みたいだし、さあ、楽しんでいただきましょうかね。

たくまちんは『流れ雲』『浮浪雲』『親指くん』は終わらせているから、今日は『叢雲』狙い。

僕は...ぷらぷらしようかな。


今日は少し気温が低い予報。
確かに朝は岩の状態がかなりいいかも。

尋常じゃ無いくらい寒がりな“T”は極暖着てカイロも持ってきてる。

いやいやいや、そこまでではないでしょうよーとはたくまちんと2人で言ったものの、当の本人はマジで寒そうにしてます。

いやはや、こうも体感気温違うのか...。
この調子じゃ、“T”のシーズンはそろそろ終わっちゃいそうですよ。

しかし、目の前には魅力的な岩がある。
登らない手はないでしょう。


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とりあえず一番簡単な2級?のラインから。
まあねぇ、この手の2級ならそりゃサクッと...


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へへへ、ここから少し怖いんだよねー。
ぷぷぷ、やっぱり怖がってら。
”T“もまた人の子でした。 へへへ

まっ、一撃ですよねー、当然。


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たくまちんも早速『叢雲』にトライ。
これ、昔、初登者のmasatomiがトライしているの見てたけど、なんだか痛そうだなーと思った記憶が。
触ったことなかったな。

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”T“は続いて『流れ雲』にトライ。
とりあえず初見で挑む。

あれこれ試しながら高度がどんどん上がっていく。

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ムーブが組み立てられれば、

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余裕の完登。

やっぱりこれくらい余裕だよねー。
さすが、お強い。いいねー、いいよ。

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たくまちんのトライを見ていると僕も『叢雲』触りたくなってスイッチオン。

ひゃー、やっぱり痛いじゃないの。

たくまちんのトライを見ていたけど、自分に合うムーブを組み立ていく。

この右手のカチの存在を忘れていて、慌てて取りに行って失敗。

『叢雲』は『親指くん』のスタートから右にトラバースして『浮浪雲』に繋げるライン。
『浮浪雲』のところなんて、下手すると9年くらい前に登ったから覚えてなんかいねぇ。

そういえばそんなホールドあったなぁ。

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合流のところまでは安定してきたので、『浮浪雲』のパートをたくまちんとセッション。
あれれ、こんなにしんどかったっけ?

なんせ合流部分から入っていくところのフットが悪くて、結構腕にきやがる。


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一方、“T”は『親指くん』をトライ!
リーチ的に親指パートが悪いだろうなと見当はつけていたけど、やっぱり少し遠くて大変そう。

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あの手この手のと試みてみる。
まあ、トライの間隔が狭いのなんの。
ホント、怒涛のマシンガントライ。

さすが週7クライミングを維持しているだけのことはある。
体力半端ねぇ...。マジ、尊敬します。

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フットの位置をあれこれ試し、入り方やホールディング変えてみたり。

途中、フォールしてよろめき、そのまま後ろの斜面にゴロリンしてたけど、咄嗟に草(あれは木じゃない。)を掴んで今日一の保持力魅せて耐えておられました。

ははは、オモロい。サイコー
ゲラゲラ笑う野郎2人。

ごめんなさいね、僕たちスポット出来ないんです。
他の人達なら優しく止めてくれていただろうにね。

トライ中に普通に話しかけちゃうし。

ごめんなさいね、ぷぷぷ。



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さてさて、ゲラゲラワイワイのセッション。
午後になると気温も上がってきて、さっきまでのフリクションが感じられなくなってきた。

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スタティックに寄せられていたところもデッドになり、しかも止めきれない。

くー、しんどいぜ! そして、めちゃ痛いぜ!

此処を熟せれば登れそうなのに。


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しかし、“T”の柔軟性を活かした登りはいつ見ても感心するなぁ。

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僕たちじゃ思いも付かないハイステップでムーブ起こしちゃったり。

ホント、見ていて面白い。

頑張っていろいろ試行錯誤していたけど、『親指くん』難しいみたい。

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今日のところは諦めて、『浮浪雲』に転戦。
『流れ雲』のパートは余裕だよねー

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で、右に流れるところはいろいろムーブがあるっぽいけど、過去に僕もやったカチマッチ。

すっぽ抜けがめちゃ怖いムーブだけど、これしか選択肢がなかった記憶。

“T”はマッチから右のいいホールドに手が出せず仕舞い。やっぱりちょっと怖さが出るご様子。

惜しいなぁ。


僕と“T”はケツカッチン。
そろそろ終わりの時間が迫ってまいりました。

途中、“T”と久々に『親指くん』も触ってみたけど、
ありゃりゃ、どうやって登ったっけか?
悪くない? そういやぁ、足位置で苦労した記憶蘇る。

ダメだこりゃ。

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じゃあ、終いにと『瞬間芸』でセッション。
カンテのフリクションがイマイチでスタートから苦戦。

カンテのフリクションバッチバチの時はスタティックに登れてた記憶だけど、今日はヤバいぜ!

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滑らない系女子の“T”はガッツリカンテを保持ってムーブを起こす。

「私、滑りません。」

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いい感じになってきたたくまちん。
ガバを止めきれず、着地で切り株にケツ打って終了。

そうそう、この切り株あぶないよねー

おや? 敷いていた“T”のマットが破けちゃってる?!

なんと凶暴な課題だこと。

みんな仲良く敗退です。負けました。



いやあ、終始ワイワイガヤガヤと楽しいセッションでした。

『叢雲』、もう少し寒くなったら次回登れる気がする。
触っちゃったし、シーズン中にもう一度来なきゃね。



それはそうと、本人も言っていたけど、“T”のシーズンそろそろ終わっちゃうの?
尾道とかいろいろ案内したかったんだけどなー

登ってるの見てて楽しいクライマーってあまり居ないから貴重な存在なんだけど...。
春先までお預けですか?

我々のシーズンはこれから!
次は何処で遊ぼっかなー


それでは、また。


どうも、ノリオです。

先の記事の灼熱の矢掛で、本当にシーズンの終わりを実感。

嗚呼、日曜はなにをしようかなーと考えていたところ、
スケさんから「◯◯(県北某所)に行きませんか?」とのお誘いが。

まだ3月だけど、もう北に向かわなければ登れないかと思い快諾。
県南がこんなに暑ければ、北もそれなりに暖かいか・・・。

でも、まあ標高も高いし、冬の用意もしておくかな。


聞けばスズカくんにも声を掛けているようで、現地で待ち合わせ。



少々長めの車移動で、山の麓に到着。
天気が良くて少しポカポカ。

やっぱり此処も暖かいのかなーとか思いながら車で登っていくと・・・


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じゃーん。残雪。
はい、急激に気温が下がってきました。

駐車スペースにスズカくんの車を発見。
もうエリアに入ってるみたいです。

僕たちも車から荷物下ろしてアプローチへ。



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思ったより雪残ってますねー
県南に住んでいると、これだけでも別世界感。

途中でエリアから降りてきたスズカくんと出会い、どもどもお久しぶりですのご挨拶。
もう既に少し岩を触ってたみたいです。


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エリア到着。
天気良くて日差しがあるけど、此処は冬。寒い。

てことは、もう岩はパリッパリです。


スズカくんに僕が知っている課題を一通り紹介。
少しのんびりしてから、

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スケさんが目を付けた岩でお遊び開始。

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てか、そりゃ流石に一撃ですよこれは。
なのでSD試みたりレイバック試みたり一通り悪ふざけして、

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トモちんの宿題の課題でセッション開始。
設定のスタート位置は高すぎて届かないので、左のカンテから始める。

僕やスケさんは以前登っているので、しばらく観戦していたけどなかなか進展しない。
スケさんがデモンストレーションで登ったけど参考にならないってんで、僕も登ってみるけどこれまた参考にならない変な登り方しちゃった。

前、どうやって登ったっけ・・・

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結晶が細かい花崗岩は苦手と言っていたスズカくんも、慣れてしまえば楽勝って感じで完登。
またトモちんだけ取り残される。

悪ふざけしたり駄弁ってのんびりし過ぎたので、僕とスケさんの本命のスラブへ移動。
同じスタート位置から左に流れて登るのがガッキーさんの二段の課題。
危険極まりないので、僕らは直上のラインを狙ってる。

前回来たときは、スラブの面が変わるところに立ち込めず敗退。
そこから落ちてもそこそこ衝撃があって痛かった記憶。落ちたくないなー

ただ、前回来たときよりも岩のフリクションもいいし、今日はなんとかなるんじゃね?
てか、前に立てなかったところもビビっただけで、立ってしまえば後は二歩くらいで終わるでしょ。
イージー、イージー。



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スケさんのトライ。
前よりいい感じで、少しずつ高度が上がる。

僕も以前の高度まではすぐに到達。
たぶんここまで3〜4級って感じ。もう少し悪い?

何度か中間部から落ちて、これはちょっと身体が保たないかもと、久々にマットを敷いてトライすることにしました。
できればノーマットでやりたかったけど、なんだかこのPは嫌な予感しかしない。
なので、仕方なくね。
まっ、敷いても薄いんだけど。


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折角なんでとスズカくんも誘って一緒にセッション。
なかなかスリリングなようです。

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なかなか宿題回収できないトモちんもセッションに参加。
序盤は熟せそうだけど怖いみたいで、ある程度の高度で下りてくる。

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おお、足元にマットが有るって新鮮。

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此処からが核心(と思ってる)。
スラブの面が変わるところ。ちょっと嫌なポイントに立ち込まなければいけない。

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スズカくんは右に流れるラインを探る。

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別角度から。


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僕もトライ重ねるけど、どうにも足先が定まらぬ。
何度か嫌なフォールもしちゃって、少しビビり度が増してくる。


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そんななか、スケさんが前回の最高高度を突破し、二歩目に足を置いた!
おいおい、いっちゃうの?
そのまま初登しちゃうのー?

のわーーーー


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落ちてきちゃった。
なかなかの衝撃みたいで、しばらく動けないご様子。
我ら中年男性にはフォールがボディにくるぜ。


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残雪で遊ぶ御子息。

僕はシューズを履き替えてトライ。
いい感触で、先ほどのスケさんの高度より一歩進んだ。
けど、そこからバランス崩してフォール。

どしーん。ぐぐ、衝撃やべぇ。腰にくるぅぅぅ



マット敷いてみたけど、やっぱりそれなりの衝撃で身体にダメージ残る。
そろそろ耐え切れなくなりそうなので、スケさんと僕は最終便を出すことに。



スケさんは先ほどの高度からフォール。
では、僕もラスイチ行きますかー!



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ちょっと怖いけど、気合いいれて初登取りにいってやる!

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ここがスケさんと同じ高度。
左足のスメアと、右足の極小エッジ。

履き替えたシューズだとこのフットがスゲーしっくりくる。怖いけど。

そして、そこから左足を今日の序盤に僕が欠けさせた薄い小さなフレークに足を上げて立ち込む。
さっき欠けたし、めちゃくちゃ軽い音がしているので、これもいつ欠けるか分からない。


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それでもコイツを信じて立ち込み、右足を上げてセット。
で、リップを見上げてみるとまだ少し届きそうにない。

マジ? リップ
遠いんですけどー

リップ見上げる。視線を下ろしてフットを探す。
で、またリップを見上げる。

左に少し流れるべきか?それとも上を狙う?

両手は肩の高さまでしか保持出来そうなものは見当たらない。
つまり、次はリップ。リップも丸く奥行きがある。

どうする、どうする。

左足のフレークがいつ欠けるか分からない。
大丈夫?大丈夫なの?

脳みそフル回転させていると、プツッ。

右足が外れてバランス崩し、、、


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ひゃー

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どすーん

着地で足が滑り尻もち。
肛門にピリっとした痛みが走る。

裂けた?裂け痔になっちゃった?


おまけに少し便意をもよおしていたので、着地の衝撃でう◯こ漏らしそうでした。


はー、マジでもう少しなのに。
だけど、これ以上は着地の衝撃耐えるのしんどい。
ダメージが数度の着地で蓄積されて今日の限界を感じた。

ダメか、また今度だな。

どうせマット使っちゃったし、次は最初からマット有りで再トライしますかね。。。

メンタル弱すぎです。



スラブのP組が終了し、一人宿題回収に頑張っていたトモちんが、最後の最後で無事完登。

よかったよかった。

本日、唯一の成果がでました。
(スズカくんも登ったけどね。)


夕方からは火も当たらず風も強くなって、急激に気温下がり真冬の寒さ。
おかげで岩はパリパリだったけど、このコンディションでもスラブのPを初登できなかった。

考えてるみれば、前回より4歩も進んだんだけどね。
もう1〜2歩でリップって感じか。

めちゃくちゃ面白いし痺れるしいいスラブなんだけど、なにぶん着地がキツい。


次来たときには必ず成立させよう。
いつになるか分からないけどね。

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遠方からわざわざ来てくれたスズカくん、
また一緒に遊びましょうねー

ありがとうございました!


これからはしばらく北で遊ぼうかな。


それでは、また。

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